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書籍

解剖生理学

新体系 看護学全書 
人体の構造と機能

解剖生理学

編著/橋本 尚詞 東京慈恵会医科大学解剖学講座教授
   鯉淵 典之 群馬大学大学院医学系研究科応用生理学分野教授
B5判/630頁/定価4,968円(本体4,600円+税8%)
ISBN:978-4-8392-3317-4
第3版/2017年 12月


●説明
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●看護活動のエビデンスにつながる解剖生理学を意識し,解剖学と生理学の統合をはかりました。人体の構造と機能について,全体像を俯瞰したあと,器官系統別に学んでいきます。
●精緻でわかりやすい約450 点もの図版が学生の理解を深めます。
●人体の正常機能にからめて,臨床現場で出合う疾患や最近のトピックスをコラムにまとめました。
●文章を読むことで人体のイメージをつかめるよう,平易な文章を心がけました。国家試験で問われる「読解力」の向上にもつながります。
●病態や検査データを理解するために必要な知識や,多職種連携の際に他の医療チームスタッフと「共通言語」で会話するための情報を盛り込みました。
●看護師国師の新出題基準に対応しました。

●編者メッセージ●
 本書の目指したところは,文章を読んで理解し,人体というもののイメージをつかんでもらうところにあります。そのため,苦労なく読める平易な文章になるように心がけました。用語を覚えているだけでなく,患者さんに接する際には,からだのなかの構造や働きが脳裏をよぎり,用語を生かすことができる。そのような看護師を目指してもらえれば,と希望するものです。

橋本 尚詞
1980 年東京医科歯科大学歯学部卒,京都大学大学院修了。京都大学講師,東京慈恵会医科大学講師,助教授を経て2008 年より現職。主な研究は,組織構築・発生過程の三次元的解析。著書・訳書(分担含む)に『イラスト人体発生学』(ユリシス),『ヒューマンバイオロジー』『プロメテウス解剖学アトラス 頸部/ 胸部/ 腹部・骨盤部』『医学大辞典』(ともに医学書院),『看護学入門 人体のしくみと働き』(メヂカルフレンド社)ほか多数。なかでも順天堂大学・坂井建雄教授との共著『ぜんぶわかる人体解剖図』(成美堂出版)は,シリーズ累計80 万部突破の大ベストセラー。


 臨床現場で遭遇する患者さんの訴え,異常な検査データ,薬の効果を的確に把握するには,生命が活動するしくみ(生理学的な背景)を知らなければいけません。本書は臨床につながる生理学を意識し,病態や検査データを理解するために必要な知識,他の医療チームスタッフと「共通言語」で会話するための情報を提供するつもりで執筆しました。
 生理学のみならず,臨床医学を含めたそれ以外の科目の学習,そして臨床現場でも本書を役立ててほしいと思っています。また,今回,ほとんどの項目に図を加えました。文章が難解でしたら,ぜひ図の意味を考えてください。図が理解できれば,文章も頭に入ってくるはずです。機会があれば本書の図を用いて,学生さんに講義をしてみたいです。

鯉淵 典之
1985 年群馬大学医学部卒。1989 年群馬大学内分泌研究所生理学にて医学博士取得後,ロックフェラー大学研究員,獨協医科大学助教授,ハーバード大学客員教授を経て,2001 年より現職。専門は内分泌生理学,環境生理学。日本生理学会では副理事長(教育担当)として「生理学エデュケーター認定制度*」の立ち上げに尽力。ほかにも日本環境ホルモン学会副会長,日本甲状腺学会理事,日本医学教育学会代議員(卒前教育委員)を務める。編著書・訳書(分担含む)に『標準生理学』『看護師国家試験 解剖生理学クリアブック』(ともに医学書院),『インテグレーテッドシリーズ 生理学』(東京化学同人)ほか多数。趣味はマラソン,卓球,旅行,学生たちとの飲み会。
* 日本生理学会が「生理学教育者として広い知識と優れた教育能力を備えた人材を育成して社会に送り出し,多くの学生がより高い水準の生理学教育を受けられる」ことを目的として設立した制度。
●目次
第1章 人体の基本構造
 T 人体の部位と区分

第2章 人体の基本単位・人体の階層性
 T 人の成り立ち
 U 細胞
 V 組織
 W 器官
 X 器官系の概略

第3章 体液と血液
 T 体液
 U 血液

第4章 血液の循環
 T 循環器の構造と機能
 U 循環系
 V リンパ系

第5章 呼吸のしくみ
 T 呼吸器の構造
 U 呼吸器の機能

第6章 排尿・体液調節のしくみ
 T 腎・泌尿器の構造と機能
 U 尿路

第7章 消化・吸収・代謝
 T 消化管の基本構造と機能
 U 歯・口腔・咽頭の構造と機能
 V 消化管の構造と機能
 W 肝臓,胆囊,膵臓
 X 栄養素の消化と吸収・代謝
 Y 腹膜

第8章 からだの支持・運動
 T 骨
 U 骨の連結

第9章 情報の受容
 T 体性感覚
 U 内臓感覚
 V 視覚器
 W 聴覚・平衡覚器
 X 味覚器・嗅覚器

第10章 情報の伝達と処理
 T 神経組織
 U 末梢神経系
 V 中枢神経系
 W 感覚系の伝導路

第11章 内部環境の維持・調節
 T 自律神経
 U 内分泌系とホルモン 

第12章 恒常性の維持
 T 非特異的生体防御機構
 U 特異的生体防御機構
 V 体温
 W からだのリズム性変化と睡眠 

第13章 生殖・発生と老化
 T 男と女
 U 生殖器
 V 受精と胎児の成長 
 W 成長と老化

※上記の項目は,現在の予定となります