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書籍

小児看護学概論・小児保健

新体系 看護学全書 
小児看護学

小児看護学概論・小児保健

編集/松尾 宣武 国立成育医療センター名誉総長
編集/濱中 喜代 東京慈恵会医科大学医学部看護学科教授
B5判/314頁/定価2,592円(本体2,400円+税8%)
ISBN:978-4-8392-3285-6
第5版/2013年 12月


●説明
立ち読み

より実践的な視点から看護の対象を学ぶことのできる内容にしています!


小児の成長・発達過程と生活行動を関連させながら学べる構成にしました。これは、単に形態別・機能別・発達段階別にその特徴を追うのではなく、形態的な成長と機能の発達は、小児の「食べる」「排泄する」などの生活行動の発達と強く関連し合っていることを理解してもらうことを目的としています。
生活行動別に見た小児の成長・発達を受けて、発達期別の健康問題/障害も“食べる行動が障害されたとき”“排泄の行動が障害されたとき”など、生活行動に焦点を当てて説明しています。
在宅療養児の養育、災害時の対応(PTSD 等)、成人期への移行過程、児童精神領域に関するものなど、小児と家族が直面しやすい健康問題/障害の状況を追加し、現代社会の特徴を反映させつつ、その看護をとりあげます。
小児看護に必要な理論的背景を理解することはケアの裏付けにつながります。そこで、小児看護に役立つ「小児看護における概念と理論」の章を新設しました。
インフォームドコンセント、インフォームドアセント、プレパレーションなど、時代を反映した概念や方法を詳細に説明しました。
学生さんの学びが深まるように、イラスト・写真を大幅に増やしました。特に、医学部分の豊富さは学生さんの理解を助けるものと確信します。またそのために、全頁のレイアウト変更とフルカラー化を図りました。



● 執筆者 ●
濱中 喜代(東京慈恵会医科大学医学部看護学科教授)中村由美子(青森県立保健大学健康科学部看護学科教授)
笹木 忍(広島大学病院看護部、小児看護専門看護師)日沼 千尋(東京女子医科大学看護学部教授)
後藤 弘子(千葉大学大学院専門法務研究科教授) 奥野 順子(東京女子医科大学看護学部講師)
松浦 和子(札幌市立大学看護学部教授) 関森みゆき(東京女子医科大学看護学部准教授)
●目次
序 章 小児看護学を学ぶにあたって

第1章 小児の特徴
 T 発達段階からみた小児期の区分
  A 小児の範囲(小児とは)
  B 小児期の区分
  C 小児の特性
 U 保健統計からみた小児と健康問題
  A 小児人口の推移
  B 母子保健に関する人口動態統計の年次推移
  C 在日外国人の母子保健状況
 V 小児を取り巻く環境
  A 家族
  B 小児を取り巻く社会環境
  C サポートシステムと社会資源

第2章 小児看護とは
 T 小児看護の対象と目標
  A 小児看護の対象
  B 小児看護の目標
  C アプローチのための基本
 U 小児看護の場と看護の特徴
  A 生活や療育を中心とする場における小児看護の役割
  B 医療を中心とする場の特徴と役割
  C 医療と生活や療育をつなぐ場の特徴と小児看護の役割
 V 小児看護の課題と展望
  A 小児と家族の権利擁護(アドボカシー)とその促進
  B 小児看護の独自性・専門性の確立と役割拡大
  C EBN 研究および職種を超えた学会や共同研究の促進

第3章 子どもの最善の利益にかなう医療・看護
 T 医療における子ども
  A 子どもとう存在
  B 自己決定権の尊重
  C 結果発生主体としての子ども
  D せめぎ合いのなかの小児医療
 U 子どもの権利条約
  A 権利主体としての子ども
  B 子どもの権利条約
 V 小児医療の場と子どもの権利
  A 小児看護の現場における子どもの権利
  B 権利の主体としての子どもの意思決定
  C 特別な医療と子どもの権利
  D 医療と子どもの権利
  E 子どものマルトリートメントと看護者

第4章 小児看護における概念と理論
 T 成長・発達に関する概念と理論
  A エリクソンの自我発達理論
  B ピアジェの認知発達理論
 U 母子関係に関する概念と理論
  A ボウルビィらの愛着理論
  B マーラーの分離- 個体化理論
 V 家族関係に関する概念と理論
 W 小児の健康促進にかかわる概念と理論
  A ストレス理論
  B ライフスキル

第5章 小児を取りまく医療の変遷と課題
 T 小児医療の変遷
 U 小児看護の変遷
 V 小児医療・小児看護の今後の課題

第6章 小児の成長・発達と発達段階に応じた日常生活援助
 T 小児の成長・発達と生活行動の理解
 U 成長・発達の原則と環境因子
 V 発達課題と家庭環境アセスメント
 W 小児の生活を支える成長と機能の発達
 X 小児の発達に伴う生活行動の変化と日常生活の支援
 Y 小児各期の成長・発達と生活の特徴、主な健康問題

第7章 小児を守る法律と制度
 T 母子保健対策
  A 母子保健の目的と動向
  B 母子保健対策
 U 学校保健対策
  A 学校保健の目的と法的基盤
  B 学校保健活動
 V 子どもの事故防止と安全教育
 W 予防接種
 X 児童虐待(子ども虐待)の防止
 Y 発達障害のある子どもの保健と特別支援教育

参考資料
  ・児童の権利に関する条約(抄)
  ・児童福祉法(抄)
  ・小児慢性特定疾患治療研究事業の概要
  ・母子保健法(抄)
  ・児童虐待の防止等に関する法律(抄)
  ・予防接種法(抄)
  ・学校保健安全法(抄)
  ・障害者自立支援法(抄)
  ・食育基本法(抄)
  ・育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(抄)
  ・次世代育成支援対策推進法(抄)
●その他
小児看護学A 健康障害をもつ小児の看護

第1章 健康問題/障害および入院が小児と家族に及ぼす影響と看護
 T 健康問題/障害および入院の影響
 U 健康問題/障害の受容と入院適応に向けての看護
 V 快適な病院環境に向けての看護

第2章 健康問題/障害のある小児の発達段階に応じた看護

第3章 健康問題/障害のある小児に必要な看護技術
 T コミュニケーション技術
  A 小児看護におけるコミュニケーション
  B コミュニケーションの具体的方法
  C 小児との出会いのコミュニケーション
 U インフォームドコンセント(アセント)のための技術
  A インフォームドコンセントとインフォームドアセント
  B プレパレーション
 V フィジカルアセスメント
  A 一般的な原則
  B フィジカルアセスメント実施上の注意点
  C アセスメントの方法と注意点
  D 小児の系統別アセスメント
  E 身体の計測
  F バイタルサインの測定
 W 治療に伴う小児看護技術
  A 輸液管理・与薬
  B 呼吸管理(吸引・体位ドレナージ・吸入・酸素療法)
  C 経管栄養法
  D 検体採取(採血,採尿)
  E 腰椎穿刺・骨髄穿刺
  F ストーマケア
  G 保 育 器
 参考事項 小児のフィジカルアセスメント

第4章 小児にみられる主な症状と看護
 T 小児にみられる症状の特徴
 U 小児にみられる主な症状と看護
  A 啼泣・不機嫌
  B 発熱
  C 発疹
  D 痙攣
  E 悪心・嘔吐
  F 痢・便秘
  G 脱水
  H 呼吸困難
  I チアノーゼ
  J 痛み
  K 意識障害
  L ショック
  M 黄疸
  N 浮腫
  O 瘙痒感

第5章 小児によくみられる疾患とその治療
 T 小児保健・医療の役割と特性
 U 先天異常
 V 新生児の特徴と疾患
 W 皮膚疾患
 X 眼 疾 患
 Y 耳鼻咽喉疾患
 Z 呼吸器疾患
 [ 循環器疾患
  消化器疾患
 ] 腎・泌尿器疾患
 XT 運動器疾患
 XU 神経・筋疾患
 XV 血液疾患と腫瘍
 XW 感 染 症
 XX 内分泌・代謝疾患
 XY アレルギー疾患
 XZ 免疫疾患
 X[ 精神疾患とメンタルヘルス

第6章 健康問題/障害の経過の特徴と看護の展開
 T 急性的経過をたどる健康問題・障害と看護
 U 慢性的経過をたどる健康問題/障害と看護
 V ターミナル期の健康問題・障害と看護

第7章 小児と家族に起こりやすい・直面しやすい状況と看護
 T 治療処置,検査を受ける小児と家族
 U 救急処置を要する小児と家族
 V 活動制限を要する小児と家族
 W 感染防止の必要がある小児と家族
 X 痛みのある小児と家族
 Y 先天的な問題のある小児と家族
 Z 手術を受ける小児と家族
 [ 障害のある小児と家族
  聴覚障害のある小児と家族
 ] 家庭で療養している慢性疾患のある小児と家族
 XT 在宅で医療的ケアを必要とする小児と家族
 XU 虐待が疑われる小児と家族
 XV 災害に遭遇した小児と家族
 XW 成人期への移行過程をいきる慢性疾患のある小児と家族
 XX 心の問題がみられる小児と家族




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