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雑誌

看護技術2010年2月号

『月刊雑誌』2010年2月号
Vol.56 No2 通巻816号

看護技術2010年2月号

Q&Aでギモン解決 やさしいIABP入門
小豆畑丈夫(日本大学医学部救急医学系救急集中治療医学分野),高山忠輝(日本大学医学部救急医学系救急集中治療医学分野)
B5判/88頁/定価1,188円(本体1,100円+税8%)
401020


●説明
特集 Q&Aでギモン解決 やさしいIABP入門

 クリティカルケア領域では,IABPをはじめとする特殊な生命維持装置を使用することが多く,従事する看護師には高度な知識と技術が求められます.しかし,「先輩からこう教えられたから……」「ルーチンとしてやってきたから……」と,意外にその原理やケアの根拠,基準値の意味などを理解しないまま患者管理を行っている場面もあると聞きます.
 そこで本特集では,ICU・CCUに従事する看護師を主な対象とし,IABPの原理をはじめ使用時のケアの根拠や基準値がもつ意味など,押さえておくべき知識や解決すべき疑問をQ&A形式で取り上げ,根拠を踏まえてやさしく解説します.

●目次
43のQ&AでIABPをきわめる!

1.IABPってどんなもの? ―― 北野大輔(日本大学医学部附属板橋病院)・他
 Q.IABPとは?
 Q.操作パネルにはどんなボタンがある?
 Q.モニタパネルには何が表示される?
 Q.バルーン内圧曲線の意味は?
 Q.どんなときにIABPを導入するの?
 Q.IABPバルーンサイズの選択の目安は?
 Q.駆動装置の準備に必要なことは?
 Q.IABPの拡張・収縮のタイミングは?
 Q.IABPによる補助循環の限界は?
 Q.IABPからの離脱の時期は?

2.IABPの効果と圧波形の見方 ―― 立花栄三(川口市医療センター)
 Q.動脈圧と心電図モニタは,どこまでが収縮期?
 Q.拡張期に血圧が上がるメリットは?
 Q.バルーンを収縮させると後負荷がとれるのはなぜ?
 Q.冠動脈疾患にIABPが劇的に効果的なのはなぜ?

3.IABPの駆動方式と注意点 ―― 佐藤岳夫(日本大学医学部附属板橋病院)
 Q.IABPの駆動方式,駆動制御方式にはどんな種類があるの?
 Q.バルーンの拡張・収縮のタイミングはどう判断するの?
 Q.ヘリウムガスを使うのはなぜ? 炭酸ガスがダメな理由
 Q.バルーンがリークした場合はどうなるの?
 Q.心電図トリガーと動脈圧トリガーを使い分けるのはなぜ?
 Q.心臓マッサージ(胸骨圧迫)中,IABPはどうするの?
 Q.IABP装置はどんなところに注意すればいいの?

4.IABPの適応と観察ポイント ―― 福島聖二(日本大学医学部付属練馬光が丘病院)
 Q.IABPの最近の位置づけは?
 Q.開心術後の低心拍出量症候群(LOS)患者にIABPが有効な理由は?
 Q.大動脈弁閉鎖不全や閉塞性動脈硬化症患者にIABPが禁忌な理由は?
 Q.IABP挿入対象になる基準値および全身状態は?
 Q.適応基準値のうち,心係数(CI)と混合静脈酸素飽和度(SvO2)を重視する理由とは?
 Q.PCI(経皮的冠動脈インターベンション)の際に使用する理由とは?
 Q.急性心筋梗塞(AMI)に対するIABPの適応は?
 Q.急性心筋炎に対するIABPの適応は?
 Q.弁膜症に対する適応は?
 Q.IABP施行時の観察ポイントは?

5.IABP合併症とアラーム対応 ―― 松野俊介(心臓血管研究所付属病院)・他
 Q.IABP挿入患者に下肢虚血が多いのはなぜ?
 Q.IABP抜去後に出血,血腫が問題になりやすいのはなぜ?
 Q.ヘリウムガスが漏れるのはなぜ?
 Q.CPK(クレアチンキナーゼ)の値やCT画像にも注意が必要なのはなぜ?
 Q.ドップラー血流音の聴取が不可欠なのはなぜ?
 Q.ベッドアップや体位変換はどの程度してもよい?
 Q.IABPバルーンカテーテルによる感染が疑われるときはどうすればよい?
 Q.IABP挿入部位からの出血,血腫形成にはどのように対処したらよい?
 Q.IABP抜去後に用手圧迫が必要なのはなぜ?
 Q.トリガー不良のアラームにはどのように対応したらよい?
 Q.IABP挿入中の血小板減少,溶血にはどのように対応したらよい?
 Q.IABPの合併症としての塞栓症にはどのようなものがある?


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連載

●達人に学ぶ! ケアの実践知A
 「状況確認と環境設定」こそ移動援助の重要ポイント ――― 長田恵美(鶴巻温泉病院)

●トリアージ判断トレーニングA
 小児トリアージのプロセス ――― 吉野尚一(東邦大学医療センター大森病院)

●からだのしくみと考える看護技術
 吸 入 ――― 篠崎惠美子(聖隷クリストファー看護大学)・他


●画像診断ナビ
 【呼吸器・循環器編】 ―――――-― 嶋岡英輝(大阪市立総合医療センター)
 【脳神経編】 ―――――――――― 荒木 尚(国立成育医療センター)
 【消化器編】 ―――――――――― 近藤 匡(筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター)

●血液浄化療法のなぜ? なに?A  
 プライミングと抗凝固薬 ――― 神保洋子(東京医科大学病院)

●明日の看護に生かすデスカンファレンス  
 淀川キリスト教病院のデスカンファレンスの進め方 ――― 杉田智子(淀川キリスト教病院)・他

●臨床看護研究の進め方M 
 インタビューのスクリプト表記と分析方法 ――― 上野栄一(福井大学)

●医療・福祉制度へのナースコール〜教えて!看護師さん< 
 第2回 高額療養費制度を詳しく学んでみよう ――― 小嶋章吾(国際医療福祉大学)

●ナースのストレスマネジメントA
 共感ストレスと共感疲労 ――― 鈴木(古城門)靖子(神戸大学医学部附属病院)

●認定看護師活動レポートA 
 患者と家族の「苦しみ」をサポートする「かんわチーム」 ――― 本多昌子(利根中央病院)

●薬に強くなるM
 脂質異常症治療薬 ――― 藤井 聡(名古屋市立大学)


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次号の予告


特集  もう迷わない褥瘡の正しい知識と実践

【Part.1 判断に迷うケア】
  1.失禁のたびに石けんで洗浄したほうがいい?
  2.踵に褥瘡がある患者のポジショニングはどうすればいい?
  3.終末期の患者ではどのマットレスを選ぶ?
  4.リハビリ期の患者ではどのマットレスを選ぶ?
  5.発赤発見!これは褥瘡になりかけ?
  6.入院中の褥瘡被覆材のコストはどうなる?

【Part.2 間違ったケア】
  7.マットレスの上にバスタオルや防水シートを敷くべき?
  8.テープの正しい剥がし方は?
  9.褥瘡の消毒は必要?
 10.水疱ができていたら破る?破らない?
 11.壊死組織のある褥瘡に抗菌薬軟膏?

【Part.3 ありがちなトラブル】
 12.車椅子使用患者の坐骨部に褥瘡ができた…
 13.ファーラー位で体がずり落ちてしまう…
 14.被覆材と一緒に皮膚が剥がれてしまう…
 15.仙骨部に被覆材を貼ってもずれてしまう…
 16.ガーゼ交換のたび,ガーゼがふやけてしまう…
 17.褥瘡の周りがふやける…

●その他
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 ●楽しく学ぶ! 血液ガス分析と酸塩基平衡
 ●せん妄の早期発見、早期対応
 ●授業リフレクションのすすめ方
 ●目標設定指導のスキルアップ講座

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