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雑誌

看護展望2013年6月号

『月刊雑誌』2013年6月号
Vol.38 No7 通巻470号

看護展望2013年6月号

「社会人基礎力」の育成
B5判/88頁/定価1,512円(本体1,400円+税8%)
402060


●説明
特 集
「社会人基礎力」の育成

 質の高い看護を提供するためには、専門的な知識や技術だけでなく、それを他の医療職者や患者とのかかわりのなかでうまく活用できる能力が必要になります。しかし、それが具体的にどのような能力なのかが明確ではないことから、教育によって高めることは難しく、本人の資質に委ねられる部分が大きいのが現状です。
 そこで今注目されているのが、2006年に経済産業省が提唱した「社会人基礎力」です。
 これは、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」であり、「前に踏み出す力」(アクション)、「考え抜く力」(シンキング)、「チームで働く力」(チームワーク)の3つの能力から構成され、そのなかには「主体性」をはじめとする12の能力要素が含まれます。これらの能力を身につけることで、専門的な知識・能力を生かし、主体的に業務に取り組み、周囲と協調しながら成果を生み出していけるようになることが期待され、よく言われる中堅看護師の疲弊や離職の防止にもつながると考えられます。
 本特集では、このような「社会人基礎力」を育てるための方法として、様々な分野での取り組み事例を紹介いたします。
●目次
特  集 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「社会人基礎力」の育成

いま看護職に求められる「社会人基礎力」とは

  高橋 恵(聖マリアンナ医科大学病院)


社会人基礎力の向上に向けた
 聖マリアンナ医科大学病院の取り組み


  近藤昭子(聖マリアンナ医科大学病院)


なぜ社会人基礎力に行き着いたのか?
  コンセプトの誕生から実践までの過程とその背景


  諏訪康雄(法政大学 名誉教授)


コミュニティ形成をとおした社会人基礎力の育成
 
  垣花 渉(石川県立看護大学 看護学部)


埼玉県立大学における
 社会人基礎力育成の取り組み


  鈴木玲子・常盤文枝(埼玉県立大学 保健医療福祉学部)


中央大学理工学部における
 段階別コンピテンシー育成教育


  牧野光則(中央大学 理工学部)


管理職への成長を見据えたヒューマンスキルの開発

  渥美崇史(株式会社日本経営)




SERIES―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


考える看護学生を育てるための授業づくり
   理論と実践を往還させる授業づくりとカリキュラム開発/新井英靖

看護管理者のための病院経営数字力[最終回]
   コスト削減、目標管理/福田暁子

採択される看護研究論文 超入門編
   適切な論文構成 論文全体の筋道が通っているか/秋元典子

生き生きと働ける職場をつくる看護マネジメント
   採用活動をとおして組織を活性化させる手法を学ぶ/石田秀朗

組織とスタッフの活力を高めるモチベーション・マネジメント
   スタッフへのモチベーション・マネジメントの実践/永瀬隆之

考える看護師を育む院内シミュレーション教育
   シミュレーション研修の企画から運営まで/津嘉山みどり

看護師長に期待する経営参加
   医療経営戦略論―そのA 医療と経営の近似性/石谷邦彦

看護のなかの臨床心理学
   無意識と向き合う/樫村通子

BOOK――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

こころをみつめる
  斎藤 晶 著/
  『いのちの輝き感じるかい
  ―「牛が拓く牧場」から』

  /皆藤 章


NEWS――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Scope 今月の動き
  米で40人に薬処方 
  24人が死亡
  法による“尊厳死”プログラム



●その他
2013年7月号――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
特集:医療事故ゼロの病棟を目指す!
   医療安全のための多角的アプローチ


 臨床現場において、インシデントやアクシデントは常に確率的に起こりうるものです。だからこそ、その可能性を少しでも低下させることを目指して組織的に取り組むことが求められます。そして、そのためのアプローチは一つではなく、DVDなどによる患者教育、インシデント・アクシデントレポートの収集・分析による再発防止への活用、患者の力も借りて行う転倒防止活動やコーチングなど、様々な方向から事故を防止する取り組みが考えられ、実践されています。本特集では、そのような多様な視点から“医療事故ゼロの病棟”を目指すための取り組みを紹介します。


医療安全への組織的な取り組み
たどってきた道を振り返って

   
  矢野 真(日本赤十字社事業局)
 
自治医科大学附属病院における転倒予防への取り組み
   
  宇城 令(聖隷クリストファー大学看護学部)

インシデント・アクシデント報告の推進とその活用
医療安全文化(報告する文化)の醸成のために

   
  遠山信幸・亀森康子・桑原菜穂子(自治医科大学附属さいたま医療センター)

チーム協働と患者モニター制による転倒防止活動
看護師・介護士と療法士が協働するとここまでできる

   
  佐藤浩二(湯布院厚生年金病院)

全病院的なコーチング導入のねらい
医療安全とコーチング

   
  石川 清(名古屋第二赤十字病院)

T-PAS(Terumo Proactive Action for Safety)研修の紹介
予測・予防型の安全対策

   
  田所亮一(社会医療法人 母恋 天使病院)・上多弘志(テルモ株式会社)