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雑誌

看護展望2013年7月号

『月刊雑誌』2013年7月号
Vol.38 No8 通巻471号

看護展望2013年7月号

「安全文化」が根差す病棟づくり 医療事故ゼロを目指す組織的な取り組み
B5判/88頁/定価1,512円(本体1,400円+税8%)
402070


●説明
特 集
「安全文化」が根差す病棟づくり
 医療事故ゼロを目指す組織的な取り組み


 医療現場では、常に異なる状況のなかで臨機応変な対応が求められ、そこには必ず確率的に医療事故のリスクが潜んでいます。しかし、だからこそ防げる事故は確実に防ぐ体制を整えることが必要であり、そのうえでさらに医療者どうしが連携し、また患者自身の力も借りることなどによって、医療事故をゼロに近づけるために取り組むことが求められます。そして、そのような取り組みを医療安全の“文化”として職員の行動や意識に根付かせるには、師長など管理者による病棟全体・病院全体への働きかけが重要となるでしょう。
 本特集では、そのような“医療事故ゼロを目指す組織的な取り組み”をテーマに、患者教育や患者相互の注意喚起による転倒・転落予防、インシデント報告の推進、医療者間のコミュニケーションを円滑化するためのコーチングなど、多様な視点から医療事故の防止を目指す取り組みを紹介します。
●目次
特  集 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「安全文化」が根差す病棟づくり
 医療事故ゼロを目指す組織的な取り組み


医療安全への組織的な取り組み
  たどってきた道を振り返って


  矢野 真(日本赤十字社事業局)


自治医科大学附属病院における 転倒・転落に関する取り組み

  宇城 令(聖隷クリストファー大学看護学部)・他


チーム協働と患者モニター制による転倒防止活動
  看護師・介護士と療法士が協働するとここまでできる!


  佐藤浩二(湯布院厚生年金病院)


インシデント・アクシデント報告の推進とその活用
  医療安全文化(報告する文化)の醸成のために

 
  遠山信幸・亀森康子・桑原菜穂子(自治医科大学附属さいたま医療センター)


全病院的なコーチング導入の取り組み
  医療安全とコーチング


  石川 清(名古屋第二赤十字病院)


T-PAS(Terumo Proactive Action for Safety)の紹介
  〜予測・予防型の安全対策研修〜


  田所亮一(社会医療法人 母恋 天使病院)・上多弘志(テルモ株式会社)



SERIES―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

[新連載]
  看護管理者のためのDPCマネジメント講座

   DPC のしくみの理解/奥中美帆

生き生きと働ける職場をつくる看護マネジメント
   サイバーエージェントから学ぶ「社員を組織に惹きつける仕掛け」/石田秀朗

組織とスタッフの活力を高めるモチベーション・マネジメント
   モチベーション・マネジメントに必要なスキル /永瀬隆之

看護師長に期待する経営参加
   医療経営組織論―その@ 組織は戦略に従う (アルフレッド・チャンドラー)/石谷邦彦

考える看護学生を育てるための授業づくり
   自ら考え、判断し、問題を解決する看護師を育てる/新井英靖

看護のなかの臨床心理学
   バーンアウト/樫村通子

採択される看護研究論文 超入門編
   説得力ある研究方法の記述 他者が追試できるほど詳細に書くこと/秋元典子

考える看護師を育む院内シミュレーション教育
   インストラクターの役割と育成/津嘉山みどり

BOOK――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

こころをみつめる
  小泉吉宏 著 『戦争で死んだ兵士のこと』
  /皆藤 章


NEWS――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Scope 今月の動き
  第三者への危険告知 どう考える
  守秘義務とその解除に重い課題




REPORT―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

調査報告
  退院支援に取り組むスタッフをサポートする病棟師長の組織的な取り組み
  谷垣靜子・他



●その他
2013年8月号――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
特集:職員教育から考える院内暴力対策

 医療現場には様々なトラブルが潜んでいますが、その一つとしてあげられるのが、患者・家族から医療者への暴力です。近年、院内暴力に対処するためのマニュアル作成は各施設で進められてきましたが、ただ作成したマニュアルを配布し活用を促すだけでは十分な効果は期待できません。突発的な暴力に対して適切に対処するためには、職員がマニュアルの内容を十分に理解し、臨機応変に応用できなくてはならず、そのためにはふだんからの教育が必要となるでしょう。
 本特集では、そのような院内暴力に対処するための職員教育について様々な視点から考え、職員一人ひとりの対応力を磨くことにより、暴力に負けない“強い病院組織”の構築を目指します。


院内暴力に対する職員教育に取り組む必要性
“病院の安全は自分たちで守る”意識を芽生えさせる職員教育を目指して

   
  三木明子(筑波大学医学医療系)

わが国で実施された暴力防止の職員教育の効果
   
  黒田梨絵(筑波大学大学院人間総合科学研究科)

暴力への対応力をつける職員教育
   
  福田久子(筑波メディカルセンター病院)

暴言・暴力対策アクションチェックリストを用いた職員教育
   
  三木明子(筑波大学医学医療系)

関連病院全体で取り組む!
暴力防止のためのシミュレーション教材の作成

   
  高嶺朝広(沖縄医療生活協同組合常務理事・とよみ生協病院院長・安全安心推進部部長)

暴力を受けた看護師を支援するための職員教育

  田辺有理子(横浜市立大学医学部看護学科)