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雑誌

看護展望2013年10月号

『月刊雑誌』2013年10月号
Vol.38 No11 通巻474号

看護展望2013年10月号

インシデント・アクシデントから学ぶ!「医療版失敗学」のはじめ方〜病院における導入事例とその効果〜
B5判/88頁/定価1,512円(本体1,400円+税8%)
402100


●説明
特 集
インシデント・アクシデントから学ぶ!
 「医療版失敗学」のはじめ方

 〜病院における導入事例とその効果〜


 失敗は起こさないことが第一ですが、起こってしまった失敗からは学び、再発防止に生かさなくてはなりません。しかし、失敗から学ぶにはそのための考え方や方法が必要であり、そこで効果を発揮するのが「失敗学」です。「失敗学」は、2000年に畑村洋太郎氏(東京大学名誉教授、東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会委員長)が提唱して以来、産業界で積極的に取り入れられてきました。

 そして、この「失敗学」の考え方を医療現場に応用したものが、本特集で紹介する「医療版失敗学」です。医療現場では日々インシデントやアクシデント、すなわち“失敗”が起こっており、そのデータをインシデントレポートとして収集しています。しかし、それらのレポートがその後の対策に十分に生かされていない場合が多く、また、レポートの内容が単なる事実報告にとどまり、本質的な原因が書かれていないケースも多くみられます。

 本特集では、起こってしまった失敗の本質を正しくとらえ、再発防止から、さらにはまだ起こったことのない失敗の未然防止へとつなげることを目指し、「医療版失敗学」の考え方と医療機関における実践事例を紹介します。
●目次
特  集 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

インシデント・アクシデントから学ぶ!
 「医療版失敗学」のはじめ方
 
〜病院における導入事例とその効果〜


「医療版失敗学」のエッセンス
 インシデントから学び、真の医療安全にトライする


  濱口哲也(東京大学大学院工学系研究科 機械工学専攻)


医療版失敗学に基づいた安全文化の醸成
 失敗想定手順書による医療安全の質向上活動


  三好彰範(特定医療法人友愛会 野尻中央病院)


「 医療版失敗学」の院内への展開
 再発・未然防止のための人材育成と業務改善


  尾崎 純(医療法人社団SEISEN 清泉クリニック整形外科 理学診療部)


相澤病院における医療版失敗学の導入効果
 「変更点管理」による定期処方ニアミス・ミスの削減


  荻無里千史(社会医療法人財団慈泉会 相澤病院 医療介護福祉安全推進部)


SERIES―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

組織とスタッフの活力を高めるモチベーション・マネジメント
   職員満足度調査の有効活用/永瀬隆之

生き生きと働ける職場をつくる看護マネジメント
   トリプルグッドから学ぶ“使命感の醸成”/石田秀朗

[最終回]考える看護師を育む院内シミュレーション教育
   シミュレーション教育Q&A/津嘉山みどり

看護師長に期待する経営参加
   看護師長が知っておきたい経営指標/石谷邦彦

採択される看護研究論文 超入門編
   適切な図表の作成/秋元典子

看護管理者のためのDPCマネジメント講座
   DPCとプロセス管理/奥中美帆


看護のなかの臨床心理学
   心理療法的看護のために A「こころ」をとおして「からだ」へ/樫村通子

BOOK――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

こころをみつめる
  千葉茂樹 編著 『マザー・テレサとその世界』
  /皆藤 章



NEWS――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Scope 今月の動き
  全世代型社会保障へ
  高齢者の負担増
  社会保障国民会議報告書およびプログラム法案



●その他
2013年11月号――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
特集:魅力ある病院を目指す!
   看護職の採用・定着活動


 自院が最善の医療を患者に提供するうえで、看護職員の確保は看護管理者にとって最も重要な課題の一つだといえます。質の高い医療を提供するためには、ただ数を集めるだけではなく、自院が求める看護師像に近い人物を探し、長く働くなかで成長してもらうことが必要であり、そのためには様々な工夫をもって採用活動や職場環境の整備、教育に取り組む必要があります。
 そこで今回の特集では、看護職の採用と定着を念頭に置き、看護職が集まりやすく離職しにくい職場をつくるにはどうすればよいか、また、そのような自院の魅力を採用活動においてどのように伝えていけばよいかについて、様々な病院の事例をとおして考えます。


看護職の人材確保に必要な視点
   
  中島美津子(南東北グループ 人財開発部)

新百合ヶ丘総合病院の新規オープンにおける採用活動
   
  諸橋泰夫(南東北グループ 人財開発部)

大阪厚生年金病院における看護職の採用・定着の取り組み
〜患者・看護職から選ばれる病院づくり〜

   
  橋弘枝(大阪厚生年金病院)

ツカザキ病院における看護職の採用・定着の取り組み
   
  木下美恵子(特定医療法人三栄会 ツカザキ病院)

城山病院における看護職の採用・定着の取り組み
   
  谷ア孝子(医療法人春秋会 城山病院)

民間中小病院におけるWLBを中心とした取り組み
   
  海江田周作(東近江敬愛病院)