雑誌
『月刊雑誌』2014年1月号
Vol.39 No1 通巻477号
看護展望2014年1月号
組織を活性化する 看護管理者の育成
B5判/88頁/定価1,540円(本体1,400円+税10%)
402010
- ●説明
- 特 集
◆組織を活性化する
看護管理者の育成
組織とは理念にそった行動をとり、絶えず発展を目指す存在です。発展を生み出すためにはその組織において活力が必要となります。
看護部組織における、その活力を生み出す存在とは、組織の中核を担う看護管理者に他ならず、組織の質は看護管理者によって高められていくといっても過言ではありません。
しかし看護師として一人前である優れた看護実践者が、優れたマネジメントを行えるとは限りません。医療現場で求められる知識・技術がますます高度化していくなかで、組織を活性化する優れた看護管理者を育成するためには、看護師としての能力の向上を図ることと併せて、特別に看護管理者としての教育を行わなければならないことは明らかでしょう。そして、看護管理者に求められる業務が多岐にわたることから、その育成には必然的に幅広い範囲での教育が必要となります。
本特集では、看護管理者に求められる今日的な役割を明らかにしたうえで、その教育について特に力を入れ、成果を収めている施設の実践例から、管理者教育のあり方を考えます。
- ●目次
- Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆すべては職員の満足から
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 副院長 兼 看護部長
宗村美江子氏に聞く
特 集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆組織を活性化する看護管理者の育成
●組織を成長させる看護管理者の育成
藤野みつ子(滋賀医科大学大学院・滋賀医科大学医学部附属病院)・西村路子(滋賀医科大学医学部附属病院)
●看護師長の成長を促す育成方法
−グループリフレクションとプロジェクト学習の活用−
川アつま子(足利赤十字病院)
●拡張的学習サイクルを用いた事例検討会の試み
本間雅代(NTT東日本関東病院)
●教育委員会と看護管理者で行うマネジメントラダーの構築
原田美佐(山口大学医学部附属病院)
●次期管理者育成のためのコーチング、ティーチング
太田加世(C-FEN)
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◆ 行政の動き
社会保障と税の一体改革
/水巻中正
◆ Topics
/渡辺美佐緒
対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆2025年問題と看護の役割@
/坂本すが・武藤正樹
管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆ 今日の管理者教育@
一般企業における管理者教育の動向/河野秀一
◆ 特別寄稿
パフォーマンス学を看護管理に活かしてみよう@総論・基本技術編/落合のり子
◆ 実践的問題解決思考法@
問題とは何か/橋本竜也
教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門@
学習を促進するシラバス/中井俊樹・飯岡由紀子
◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
学生が主体的に学べる災害看護に特化した授業案/佐藤まゆみ(東京都立広尾看護専門学校)
BOOK――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆ こころをみつめる
重松清 著『青い鳥』
/皆藤 章
特別エッセイ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆ 真のロールモデル 橋シュン先生との出会い
/川嶋みどり
- ●その他
- 2014年2月号――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
特集:臨床看護研究が活発な看護部構築に向けて
「看護研究」を行う意味を改めて確認し、臨床看護研究の意義や、看護研究が活発な病棟におけるしくみづくりなどを紹介していきます。専門職に従事するものとして看護師一人ひとりが日々の実践活動に対
し研究的な態度を身に付けることが、看護の発展と質の向上につながると考えられますが、スタッフ自身のモチベーション、また指導者の不足など、自施設で看護研究の活性化させていくためには、まだまだ課題が多いようです。そこで特集では、無理なく臨床看護研究に取り組むための、しくみや、組織づくり、また外部組織との連携方法を考えます。
対談 看護の今を考える:2025年問題と看護の役割A
2月号の対談では、地域における看護について語っていただきました。また基礎教育におけるこの問題の扱い方について、お二人はどのように考えているのでしょうか。
看護職として迎える2025年へ向けての展望を示します。