雑誌
『月刊雑誌』2014年8月号
Vol.60 No9 通巻879号
看護技術2014年8月号
導入から退院後のフォローアップまで 在宅NPPV・TPPV患者への 継続的な支援
編集協力/竹川幸恵 (地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 看護部 慢性疾患看護専門看護師)
B5判/96頁/定価1,320円(本体1,200円+税10%)
401080
- ●説明
特 集
導入から退院後のフォローアップまで
在宅NPPV・TPPV患者への
継続的な支援
編集協力/竹川幸恵(地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 看護部
慢性疾患看護専門看護師)
近年,慢性呼吸器疾患や神経系の難病患者など,在宅でNPPV を受ける患者が増加傾向にあり,神経系の難病患者の場合,気管切開下人工呼吸療法(TPPV)を受ける患者もみられる.しかし,在宅人工呼吸ケアの施設間での違いや入院日数の短縮によって退院支援が不十分となり,患者・家族が在宅療養に関する知識・技術を十分に習得せずに在宅に帰り,療養を開始するケースが少なくない.
本特集では,在宅人工呼吸療法患者への対応と指導の方法について,入院から退院,外来でのフォローアップまでの一連の流れに沿って解説する.在宅人工呼吸療法患者に対する適切なケアと患者・家族への指導にお役立ていただきたい.
Part1 在宅人工呼吸器一覧/石橋一馬
Part2 在宅NPPV導入時の看護
@ NPPVの基本/東 雅之
A 在宅NPPVの適応と導入/大方葉子
B NPPVマスクフィッティング/大方葉子
Part3 退院に向けた患者・家族への指導/渡部妙子
Part4 NPPV患者の退院支援・調整/別府聖子
Part5 NPPV患者の継続看護/竹川幸恵
Part6 TPPV患者の退院に向けての看護/吉田 幸
連 載
◆T h e A r t i s t
永利公児(聖マリアンナ医科1 大学病院 慢性呼吸器疾患看護認定看護師)
◆症状別ケア実践
褥瘡ケア編
形成外科との協働が必須!坐骨結節部の褥瘡はどうみる? どう治す/佐藤智也
口腔ケア編
認知症患者の口腔ケア/原田真梨子
◆今月の治療薬
エンザルタミド(イクスタンジ®カプセル40mg)/河野友昭,石丸博雅
◆急変・急患の病態把握に活かす 看護師のための臨床推論覚書
腰背部痛を訴える80歳男性/徳田安春
◆看護学×理工学 融合と発展を探る
看護理工学における大学・研究機関の役割と人材育成/大野ゆう子,山田憲嗣
◆ME機器トラブルシューティング
除細動器/渡邊 尚
◆機能を最大限に活用した I T 仕事術
オフィスソフトを活用する―Microsoft Excel編 その1―/斎藤智彦
◆中範囲理論を実践に活用する
家族役割理論―介護役割―/山本洋子
◆文献レビューによる看護ケアベストプラクティス
罨法のケアを再考する―発熱時のクーリングから―/鈴木美代子
- ●その他
- 9月号は2014年8月20日発売!
特集
摂食嚥下障害への“適切な”評価とアプローチ
編集協力/芳村直美(東名厚木病院 摂食嚥下療法科 課長)
摂食嚥下障害は誤嚥性肺炎などの合併症や低栄養,食べる楽しみの喪失による闘病意欲の低下をもたらすなど,医療上の大きな問題である.この問題に対して多くの施設が摂食嚥下チームを構成し解決を図っているが,すべての患者にかかわることは難しいため,日々患者のケアに携わる現場の看護師のかかわりが必要となる.しかし,看護師は摂食嚥下評価方法やアプローチの知識・技術が不足していることで,適切な介入を選択することができない現状がある.
そこで本特集では,看護師が摂食嚥下障害を抱える患者に対して安全を確保しつつ「食べる」行為を支え,QOLを維持するケアができるよう,摂食嚥下療法の最新の動向を踏まえつつ,適切な摂食嚥下機能評価を行うためのポイントと介助の具体的なアプローチを解説する.
1.口から食べられない患者をつくっていませんか?
2.摂食嚥下機能の評価
3.患者の「口から食べる」を支えるためのアプローチ
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特集 抗がん薬 薬理&患者ケア GUIDE――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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