雑誌
『月刊雑誌』2015年5月号
Vol.61 No6 通巻890号
看護技術2015年5月号
転倒・転落ハイリスク 患者へのアプローチ
編集協力/鈴木みずえ (浜松医科大学 医学部看護学科 地域看護学講座 教授)
B5判/96頁/定価1,320円(本体1,200円+税10%)
401050
- ●説明
特 集
転倒・転落
ハイリスク患者へのアプローチ
編集協力/鈴木みずえ(浜松医科大学 医学部看護学科 地域看護学講座 教授)
転倒・転落事故は,医療者が目を離したスキをついたように発生するため,完全になくすことは難しい.看護師は,ツールを用いたアセスメント結果や日々の観察によって転倒・転落の発生を予測しているにもかかわらず,常にそばで観察し続けることはできず,発生を防ぐことができないジレンマを抱えている.
本特集では,一瞬のスキをついて発生する転倒・転落を予防できるようになることをねらいとし,転倒・転落リスクのアセスメントとハイリスクな患者への対応について,多職種チームでの取り組みや最新のセンサー活用の実際も含めて紹介する.
Part1 転倒・転落の考え方と転倒・転落リスクのアセスメント/鈴木みずえ
Part2 転倒・転落ハイリスク患者へのアプローチ
@ 運動機能に障害がある患者/梅原里実
A 認知機能が低下している患者/原 昭
B 転倒リスクを高める薬剤療法中の患者/黒川美知代
Part3 多職種による転倒・転落防止対策フローチャートの開発と活用/赤井信太郎
Part4 転倒・転落予防に役立つセンサーと使い方の工夫/山下智子,加藤真由美
連 載
◆T h e A r t i s t
黒川美知代(武蔵野赤十字病院 医療安全管理者,看護師長)
◆スキントラブルの発生予測とケアに生かす スキンケアスキルアップ講座
高齢者のスキンケアB 失禁時のスキンケア/野島陽子
◆達人の技を身につける 事例にみるフットケアの実際
フットケアの基本:手技/間宮直子
◆いつものケアの“ ついで”にできる! 看護師のためのベッドサイドリハ
体位変換A 起き上がり介助/齋竹一子
◆事例で学ぶ! 認知症患者のアセスメントとケア
家に帰りたがる患者/高梨早苗
◆原因予測と適切な初期対応に活かす 院内トリアージ
咽頭痛を訴える30代男性/黒田啓子
◆ケアとして知っておきたい 経済的問題と役立つ制度
65歳未満でも利用できる年金:障害年金/賢見卓也,石田周平
◆研究レポート
転倒予防筋力トレーニングスリッパを用いた要介護高齢者への介入効果/佐藤厚子・他
◆Q&A
エコー編/近藤 匡
X線編/近藤 匡
心電図編/荒木知美,遠藤美代子
- ●その他
- 6月号は2015年5月20日発売!
特集
非がん患者の緩和ケア
編集協力/ 宮下光令(東北大学医学部保健学科看護学専攻 教授)
近年,がん以外の領域においても,治療が奏功しなくなった終末期患者や,慢性疾患を抱えて終末期を迎える患者への緩和ケアが重要とされ,改めて注目が集まっている.特に慢性疾患を抱えた患者のケアにおいては,疾患ごとの経過や出現する症状の違いを踏まえて,患者の苦痛を緩和し,QOLを高めるケアを行うことが求められている.
そのため,がん領域以外の看護師も,身体症状の緩和や精神面のケア,意思決定支援など,緩和ケアに必要な考え方や知識,技術を身につける意義は大きい.
そこで本特集では,がん領域以外の看護師が緩和ケアの知識を身につけ,実践できるようになることをねらいとし,緩和ケアの考え方と様々な慢性疾患を抱える患者への緩和ケアの実際を紹介する.
1.緩和ケアの考え方と非がん疾患の緩和ケアの現状
2.疾患別 緩和ケアの実際
❶慢性呼吸器疾患
❷慢性心不全
❸脳血管障害
❹慢性腎不全
❺認知症
❻神経難病
3.小児・若年者への緩和ケア
4.精神疾患をもつ患者への緩和ケア
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2015年4月臨時増刊号 好評発売中!!
特集 全身疾患による皮膚症状と看護ケア――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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特集 症状別 院内トリアージの知識と実践――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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