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第45回日本看護学会―看護管理―学術集会



メイン会場の様子    第45回日本看護学会・看護管理学術集会が9月25-26日に宮崎県宮崎市のシーガイアコンベンションセンターにて境孝子学術集会会長(宮崎県看護協会会長)のもと「“人を大事にする社会”に向けて、看護管理を進化させよう」をメインテーマに開催された。
 事前の参加登録者数2962名に多数の学生招待者が集まった当学会では世界に類を見ない少子高齢社会という変革の時代に立ち向かう看護管理者の質向上のために口演160題、示説263題の計423題の演題が発表された。
 演題では少子高齢社会に向けての人材育成と確保策、ワークライフバランス、多職種連携などが多く取り上げられており、看護管理者が直面する多くの問題について全国各地の現状が発表から垣間見えた。

◆今後、看護管理者には診療報酬、介護報酬の理解が必須

 特別講演では坂本すが氏(日本看護協会会長)が「看護管理の進化と深化」をテーマに、現在、推定3万人とされる訪問看護師の人員を早急に最低でも5万人まで引き上げる必要性などを語った。また現在、日本看護協会では2025年に向けて、また2025年以降に看護職はどのような役割を果たしていくべきかという将来ビジョンを、有識者をまじえて日本看護協会内部にて検討中であり、近日中に発表する予定であると述べた。
 一方、特に立ち見の参加者が数多く見受けられた教育セミナーVでは福井トシ子氏(日本看護協会常任理事)が「医療機能分化と診療報酬改定からみた看護管理者の役割」をテーマに、近年、改定のたびに複雑化している診療報酬、介護報酬の理解を深めることで、返還請求等を受けることのない病院づくりを目指す必要性などを訴えた。このところ、日本看護協会には診療報酬に関する医療機関などからの問い合わせが多く寄せられており、2013(平成25)年度で、最も多かった質問は入院基本料等の施設基準に係る届出書添付書類(様式9、様式9の2)についてのものだった。また、様式9号、様式9の2を実際に問い合わせた人を職種別で見ると、その半数以上が事務職、3割強が看護職であった。

 次回の第46回日本看護学会 看護管理学術集会は2015(平成27)年9月8-9日に福岡県福岡市の「福岡国際会議場・福岡サンパレス」にて開催される予定。
(編集部雑誌課・齋藤)