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雑誌

看護展望2021年4月号

『月刊雑誌』2021年4月号
Vol.46 No4 通巻577号

看護展望2021年4月号

潜在看護師の復職支援と定着
ブランクと不安を払拭する研修&院内環境の構築
B5判/88頁/定価1,650円(本体1,500円+税10%)
402040


●説明
特 集

潜在看護師の復職支援と定着
 ブランクと不安を払拭する研修&院内環境の構築


新型コロナウイルスの影響で深刻化する医療機関の看護師不足対策の1つとして、潜在看護師の復職支援が注目を集めています。潜在看護師の大半が復職希望をもっているといわれていますが、多くが長期のブランクからくる手技などの看護技術や、復職先の受け入れ環境に対する不安などから、復帰に踏み切れないともいわれています。つまり、潜在看護師の復職と定着には、新卒採用者や中途採用者とは違った、潜在看護師に特化した対応が求められると考えられます。
そこで今回の特集では、潜在看護師のブランクと不安を払拭するための研修内容や、復職後も安心して働いてもらうために必要な院内環境などについて考えていきます。
●目次
Interview

新型コロナウイルス感染症の職員のクラスター発生を乗り越えて
 ――経験を前向きに考え、次に生かす

  赤間仁見

特  集

潜在看護師の復職支援と定着
 ブランクと不安を払拭する研修&院内環境の構築


解説

潜在看護師の復職を(はば)む要因を理解する
  神戸美輪子

提言

潜在看護師の職場復帰を可能にする教育支援と受け入れ態勢の整備について
  神戸美輪子

潜在看護師の復職を支援する理想的な研修の紹介

潜在看護師の復帰を支える2か月間の研修
 ――関医・看護師リカレントスクール

  安田照美

入職した潜在看護師の定着を後押しする理想的な受け入れ体制の紹介

訪問看護ステーションにおけるリカレントスクール卒業生の潜在看護師の支援
  長濱かおり

管 理

看護における多文化マネジメント 外国ルーツのスタッフと共に働くN
2021年 世界の祝祭・イベントC
 ――メコンのお正月は水浸し!?

  二見 茜

防げ! 中途採用のミスマッチ コストを下げて、採用したい人を採用し、長く活躍してもらいたいC
対象者の心をつかむ求人情報を発信していますか?
 B〜事情理解編(事情を抱えながら働く人)

  石田秀朗

見直し! 病棟の日常生活援助 質の高いケアのために管理者ができることC
口腔ケアの統一を目指して
 ――病棟独自で作成したDVDを用いて

  佃聡行・中谷綾・田村莉奈・伊藤浩武

働き過ぎの管理者のための上手な自分の癒し方C
職場風土の改善に役立つ「心理的安全性」の高め方
 ――スタッフを信じ、頼る勇気をもとう

  谷原弘之

スタッフのセルフマネジメント力を育てる10のメソッドC
医師との連携を図る
 ――ヨコの関係を意識してコミュニケーションをとろう

  三浦 将・井川由香里

スタッフをハラスメントから守る法的知識C
パワハラにあたる「精神的な攻撃」とは何か
  白鳥秀明

教 育

投稿
准看護師教育における医療安全教育方法の工夫
 ――3段階方式経験学習による危険回避のためのメタ認知能力育成の効果

  安齋匡代

学びの質を高めるオンライン授業の工夫C
オンライン授業で学びを深める
 ――「演習」の指導方法

  新井英靖

研究報告
vSim® for Nursingを活用したシミュレーション教育による代替実習の取り組み;
 フィジカルアセスメントに着目して

  太田雄馬・西村礼子・足立容子・横山美樹

看護学生の観〞をはぐくむC
人間観の育成A
 ――看護と人間――

  小野原雅夫

臨床実践能力をUPする シミュレーション教育C
シミュレーション教育の基本的な流れ
  橋聖子

 

TOPICS
ワクチン国内初接種 医師、看護師ら先行 
 高齢者は4月12日開始 下旬から本格化 ほか

  水巻中正

こころをみつめるBOOK GUIDE Vol.160
シーズ編集部編『サカバナ』
  皆藤 章
●その他
【次号予告】

『看護展望』2021年5月号は2021年4月25日発売!

特 集

地域看護学の卒業時到達目標と内容・方法から考える
 「地域・在宅看護論」の新たな授業づくり

  編集協力・執筆=宮崎美砂子(国立大学法人千葉大学)

2022年度から適用される新カリキュラムでは、これまでの「在宅看護論」が「地域・在宅看護論」へ名称を変え、基礎看護学の次の位置づけとなりました。看護師等養成所の運営に関する指導ガイドラインには改正のポイントが記されていますが、授業にどう組み込むか悩む先生も多いでしょう。また、基礎看護学と並行して1年生のうちから学ばせることが求められ、何をどこまで教えるか明確な指針が必要となります。
この地域・在宅看護論について考える一助として、日本地域看護学会より「地域看護学の卒業時到達目標と内容・方法」が出されました。この資料では特に「必要な能力」「到達目標」「教育内容・方法」について解説がされています。
そこで5月号では、この資料を読み解き、地域看護学を教えるうえで求められる内容について理解しつつ、地域看護学と密接に関係する「地域・在宅看護論」を教えていくために教員に求められる視点や考え方についても学んでいきます。

連載

『スタッフのセルフマネジメント力を育てる10のメソッド』D
  三浦 将・井川由香里 株式会社チームダイナミクス

『看護学生の“観”をはぐくむ』D
  小野原雅夫 福島大学

『防げ! 中途採用のミスマッチ』D
  石田秀朗 テキックス株式会社

『スタッフをハラスメントから守る法的知識』D
  白鳥秀明 東京パブリック法律事務所

『臨床実践能力をUPする シミュレーション教育』D
  橋聖子 折尾愛真高等学校

『働き過ぎの管理者のための上手な自分の癒し方』D
  谷原弘之 川崎医療福祉大学


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